アロマセラピー

週末はアロマで「心のデトックス」。今の気持ちで選べる香り5選

2018/12/27

「なんだかイライラして眠れない」「気持ちの浮き沈みが激しい」……。仕事のストレスや生理症状からくる苛立ち。日々、そうした気持ちと戦っている女性は多いでしょう。

そうした感情の揺らぎは肌の状態にも影響するため、できればコントロールしたいものですよね。そんなときには“香り”を味方につけること。自然本来のものから抽出された香りにかこまれ、リラックスした生活を送ってみませんか。

今回、アロマセラピーについて教えてくれたのはハーブ専門店enherb(エンハーブ)のインストラクター杉山加代子さん。セルフケアのひとつとして“香り”を選んでみるのはいかがでしょうか。

いまの気分で選んでみよう!リラックス効果の高い香り5選

ベルガモット,カモミール・ローマン,ゼラニウム,ラベンダー

“香り”は鼻から嗅神経を通り、人間の感情や本能をつかさどる大脳辺縁系という部分に働きかけると言われています。アロマのいい香りで脳をリラックスさせ、ストレスを緩和させれば、自律神経を整えることにも繋がります。毎日のセルフケアのためにも、知っておいて損はなし。

今回は、リラックス効果の高いエッセンシャルオイルを5つご紹介します。植物そのものから抽出された自然本来の香りは、きっとあなたを癒してくれるはずです。

ベルガモット

香り:さわやかな柑橘系の香り。紅茶のアールグレイもこのベルガモットで香り付けされています。
こんな気持ちにおすすめ:気持ちが沈んでいるとき。リラックスやリフレッシュさせる働きがあり、気持ちを明るくさせたいときにぴったりです。

ラベンダー

香り:学名では「洗う」という意味もあるように、清潔感のあるすっきりとした香り。
こんな気持ちにおすすめ:ココロとカラダのバランスを整え、ぐっすりと眠りたいときに効果的です。

カモミール・ローマン

香り:やさしく、りんごに似た芳香。
こんな気持ちにおすすめ:不安や緊張など心が落ち着かないとき。気持ちをなだめてくれる効果があります。

ゼラニウム

香り:少しローズにも似た、フローラルな香り。
こんな気持ちにおすすめ:イライラや不安、月経などによる女性特有の気持ちの浮き沈みがあるときにおすすめ。女性ホルモンのバランスを整える働きがあるといわれています。

サンダルウッド

香り:深くあたたかみのあるウッディーな香り。日本でも馴染みある、白檀の香りでもあります。
こんな気持ちにおすすめ:気持ちが高揚しているとき。興奮や執着を沈め、深く安らぎたいときにおすすめです。



「どの気持ちも当てはまっていて、ひとつに絞れない」「どれを選べばいいのかわからない」と悩んでしまうかもしれません。そんなときには、まずは嗅いでみて「いい香りだな」と自分が思うものをセレクトすること。自分が心地いいものを選ぶのが大切です。

その後、本や専門店などで情報収集をし、欲しい働きに対して香りを選ぶと、不調を感じるときのお守り的な役割を担ってくれるでしょう。

エッセンシャルオイルのおすすめの使い方

エッセンシャルオイルの活用法

ディフューザーなど、香りを広げる機械がない場合でも大丈夫。ここでは、エッセンシャルオイルの使い方を、それぞれみていきましょう。

コットンやティッシュにエッセンシャルオイルを数滴垂らすと、香りが広がりすぎることなく、ほんのりと楽しめます。枕元や会社のデスクの近くなど、狭い範囲で楽しみたいときにはこの方法がおすすめ。

部屋全体で香りを楽しみたいときには、使わないマグカップにお湯を注ぎ、エッセンシャルオイルを垂らしてみましょう。温めることでオイルが揮発し、香りが広がりやすくなります。

また、気分次第で数種類の香りをブレンドして使うのもよし。おすすめのブレンドは、「ラベンダーとベルガモットとゼラニウム」。せっけんのような清潔感のある華やかな香りになり、気持ちを軽やかに保ちたいときにおすすめです。自分の好みや体調に合わせて選んでみるといいでしょう。

お気に入りの香りは、毎日のビューティケアにも取り入れてみよう

エッセンシャルオイルを希釈して使用すれば、スキンケアに活用できます。また、エッセンシャルオイルにキャリアオイル(植物油)を数滴混ぜたトリートメントオイル、天然塩にオイルを数滴たらしたバスソルトなど、さまざまな活用法があります。

肌質や好みに合わせて香りを選ぶことで、毎日のストレスケア+美容ケアとして役立ちます。ただし、いい香りだからといって、肌にそのまま原液を塗るのはかぶれの原因にもなるので気をつけましょう。

アロマセラピーで使うなら“エッセンシャルオイル”。香りを選ぶ際の注意点

アロマセラピーで香りを選ぶ際に大切なのは、100%天然の香りを使うこと。精神や身体に働きかけたり、スキンケアに使ったりするものなので、合成香料が入っていないものを選ぶようにしましょう。

100%天然のものかどうかを見分けるポイントは、“エッセンシャルオイル”と表記されているもの、植物名のほかに「学名」や「抽出部位」、「抽出方法」が書かれているものを選ぶこと。こうした内容が記載されていないものは、合成香料が混ざっていることもあり、100%天然とは言えないものが多いようです。

また、エッセンシャルオイルは天然の香り成分のため、光や熱に弱いもの。保存方法は、直射日光があたらない、暗く涼しい場所が適しています。防腐剤なども入っていないため、開封してから1年(柑橘系は半年)くらいで使い切るようにしましょう。

エッセンシャルオイルは、香りによって、リラックスさせたり盛り上げたり、気持ちのスイッチを切り替えたりと、コントロールしてくれるもの。ちょっとした不調や気持ちの浮き沈みを和らげ、毎日を豊かにしてくれます。ぜひ、好きな香りを見つけ、生活に取り入れてみてください。

杉山加代子

杉山加代子

ハーブ専門店enherb ハーブインストラクター。身の周りにある植物に秘められたチカラの奥深さに魅了され、ハーブの専門家に。書籍の監修や、多くのカウンセリング経験を持つスペシャリスト。JAMHA認定ハーバルプラクティショナー、JAA認定アロマインストラクター