ハウスダストで肌荒れ…春に向けて部屋も肌もきれいを目指そう

2019/04/04

仕事や私生活の忙しさから、ついつい掃除をサボってはいませんか?もしかすると、ずっと治らない肌荒れの原因はその“汚い部屋”にあるかもしれません。

汚い部屋は美肌の大敵!ホコリが毛穴のつまりの原因になり、ダニやカビが身体に触れることでアレルギーによる肌荒れを引き起こすことにもなるのです。スキンケアだけでなく、室内の環境も見直してみましょう。今回は、ハウスダストによる肌荒れの症状や対策法などをお伝えしていきます。

汚い部屋が肌荒れの原因?ハウスダストによる肌荒れの症状とは

ハウスダストとは、人やペットの身体から出た垢やフケ、ダニの死骸やフン、カビに花粉など……肉眼ではなかなか捉えられない小さなゴミのこと。

このハウスダストは、くしゃみや目のかゆみといった症状を引き起こすだけでなく、肌荒れの原因になることも。スキンケアを頑張っているのに肌荒れが全然治らない……そんな時にはハウスダストが原因の肌荒れを疑ったほうがいいかもしれません。

ハウスダストによる肌荒れとさらば!自分でできる対策とは

花粉のように春や秋だけではなく、症状が通年出てしまうのがハウスダストのやっかいなところ。対策としては、きちんとするにつきます。

ここではどのように掃除をすればいいのかや、ダニを退治する方法についてお伝えします。効率的にハウスダストを掃除していきましょう。

こまめな掃除を心がける

生活をしているとどうしても髪の毛やフケ、垢などが落ちてしまうもの。定期的に掃除機や粘着ローラーで取り除くようにしましょう。

1週間に1度、休みの日だけ掃除するという人も多いかもしれませんが、ホコリやハウスダストは数日で部屋に溜まるもの。朝10分だけ掃除に時間をあてるなど、なるべく頻繁に行うようにしましょう。

室温・湿度を意識してダニのいない環境へ

ダニは高温多湿を好むもの。湿度55%以上になると活動が活発になり、卵を産んだりと大量に繁殖するようになります。

ダニを寄せつけないためには、家の中を室温20度以下・湿度50%以下に保つようにしましょう。暖房や加湿器を長時間使ってしまいがちな冬の時期は要注意です。

ダニが好む絶好の場所!シーツや枕カバーはこまめに洗濯しよう

忙しさなどを理由に、何日も布団や枕を干さずに使ってはいませんか。

人は一晩で平均200ccの汗をかくと言われています。その汗を吸い込み、布団の中は程よく湿気ているためダニのエサとなる皮脂や垢なども多い場所。つまりダニが好んで住みやすい場所になっているのです。

とはいえ、分厚い布団を干すのはなかなか難しいこと。シーツや枕カバーだけでもダニの住処とならないよう、週に1度は洗濯するようにしましょう。また、ダニは50度以上で1時間ほど熱することで死滅します。天気のいい日には、日光が直接あたる場所に布団を置き、天日干しをしましょう。干した後は掃除機をかけ、ダニの死骸やフンを吸い取ること。こうすることでアレルギーの原因となるダニの死骸やフンを除去することができます。

カビ対策も忘れずに

カビの胞子が空気中に舞い、肌に付着したり、吸って体内に入ってしまうことでアレルギーによる肌荒れにつながります。

どうしても湿気てしまう風呂場、長らく掃除をしていないエアコン内部はカビの温床となっていることがしばしば。フィルターを定期的に掃除しなければ部屋中にカビを撒き散らすことになります。部屋がカビだらけにならないよう、掃除と同時に換気をすることも重要です。

身体の内側からの改善も心がけよう

こまめに掃除をしたり洗濯したりと、ハウスダストそのものを取り除くのはもちろんですが、そもそもハウスダストに負けない身体づくりをするのも大切。

アレルギーからくる肌荒れは、自律神経のバランスが崩れることによって出やすくなります。そのため、睡眠不足に食生活の乱れ、ストレスの増加など……生活習慣が乱れていると、ハウスダストアレルギーの影響がよりいっそう肌に出やすくなってしまうのです。

健やかな肌は清潔な部屋から。部屋の掃除をはじめよう

人の1日の呼吸量は約20kg(体重50kgの人の場合)・14,400リットルにもなると言われています。汚い部屋に住んでいる人は、毎日呼吸をする中で大量のハウスダストを吸い込んでしまっているのです。考えただけでもゾッとしますよね。

肌荒れのない健やかな肌になるには、ホコリのない住環境も大切です。

冬の寒い時期にはなかなか掃除をする気も起きませんが、暖かくなってきたこの季節、窓を開け部屋の掃除をしてみてはいかがでしょうか。肌荒れの改善になるだけでなく、気持ちの切り替えにもなりますよ。

蘇原しのぶ

蘇原しのぶ

皮膚科医。東海大学医学部卒業後、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科、白斑専門病院新宿皮フ科副院長を経て、2016年にしのぶ皮膚科を開業。皮膚科・皮膚外科歴13年。保険診療全般から、保険診療ではできない治療や美容診療まであらゆる皮膚病を解決できるクリニックを目指している。オールアバウト美と健康のガイドでもあり、 執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。