仕事も家庭も美肌も!会社経営に携わる働き女子の肌キレイ診断vol.3

2019/03/14

年齢を重ねるにつれて増える肌に関する悩み。スキンケアを頑張ってみても、なかなか思うような結果が得られない方も多いかもしれません。美は生活改善からとわかっていつつも、日々の食事に気をつけたり、運動習慣を続けたりすることは、なかなか難しいでしょう。

しかし、そうした課題の多いライフスタイルから目を背けていては、いつまで経っても美肌に近づくことはできません。3回目の今回は、会社経営をしながら子育て中のアラフォー女子を例に、どう生活習慣を改善すべきなのかを美容皮膚科医である萩池洋子先生にお伺いしました。

K・Kさん(40代)/会社経営

カルテNo.3

K・Kさん(40代)/会社経営

<肌タイプ>
乾燥肌

<肌悩み>
シミ、くすみ・クマ、乾燥

K・Kさんのタイムスケジュール

【CHECK 1】運動量

K・Kさん(40代)/会社経営

平日の運動は、移動の際の地下鉄の駅までの徒歩程度。また、休日も子どもと遊ぶくらいですので、全体的に運動不足を感じています。

\萩池先生 CHECK!/

「少しでもいいので運動習慣を取り入れよう」

運動習慣がほとんどないというのは、肌にも身体にも悪影響!身体は、軽いストレスをかけなければどんどん老化していきます。息が上がり、汗をかくくらいのスピードで歩くとちょうどいい負荷がかかった状態になるでしょう。

仕事が忙しく、なかなか運動するための時間はとれないかもしれませんが、10分でも早く会社を出て次の駅まで歩いてみる、といったところから取り入れていきましょう。ひとつでも行動を変えていくことで、自然と意識は変わっていくはずです。

【CHECK 2】食事内容

朝:スコーンとコーヒー(砂糖なし)

昼:仕事で昼休みに摂れないことも

間食:14時くらいに仕事をしながら軽食(甘いものを摂る事が多い)

夜:子ども中心のメニュー(この日はパスタとフライドチキン。大人はサラダも)

飲み物:コーヒー、水、コーヒーフラペチーノ

K・Kさんの食事内容
K・Kさん(40代)/会社経営

ランチタイムに食事を摂れることが少なく、カフェなどで仕事をしながらパンや甘いものを摂ることが多いです。コーヒーは好きなので、1日4杯くらい飲んでしまいます。また、家で料理をするときは子どもが食べられるメニューがほとんど(オムライスやパスタ、カレー、焼き魚など)。

子どもが野菜を食べないので、子ども中心の夕食だと野菜が摂れないのが悩み。できるだけサラダを多めに摂っています。あと、主菜が偏らないように、なるべくお肉とシーフードが毎日交互になるように気をつけています。

\萩池先生 CHECK!/

「好きなものは取り入れつつ、少し改善していこう」

私の治療モットーでもあるのですが、その人の楽しみはとらないこと。たとえばK・Kさんはコーヒーをたくさん摂られていますね。カフェインが入っているコーヒーを大量に摂ってしまうと、良質な睡眠がとれなくなってしまい、肌や健康にとって悪影響になってしまうこともあります。ですが、我慢することがストレスになってしまっては元も子もありません。そもそも人生の楽しみもなくなってしまうのはとても残念なこと。ワクワクのひとつとして大切なものならば、我慢してやめるのではなく残しておきましょう。

ほかに気になるのは、ランチがわりの甘いもので糖質を摂り過ぎていること。あと野菜不足なのも気になりますね。時間がないから短時間で満足を得やすい糖分を摂りたくなるのも理解できます。ですが、毎日摂取しているのなら、K・Kさんはアルコール中毒症と似た糖質依存症になってしまっている可能性も……。

糖質を過剰に摂り過ぎてしまうと、身体の中で糖化が起こってしまいます。糖化が起きれば、老化促進物質ができてしまい、細胞が悪くなり、次第に臓器も悪くなっていきます。もちろん、そうすると肌にも悪影響が出ます。間食に甘いものを召し上がるとのことですが、それよりもナッツ類や塩昆布にしたり、糖分が欲しいならドライフルーツにしたり……そうすればビタミンやイソフラボン、たんぱく質など肌にいいものが摂取できますよ。忙しく、なかなか思うような食事が摂れないからこそ、おやつや飲み物でも口にするときにはできるだけ栄養価の高いものを摂っていくのが大切かと思います。

また、K・Kさんはお子さんが野菜嫌いとのことですので、なかなか野菜が摂れないという課題もありますね。難しいとは思いますが、たとえば、子どもが好きなカレーの中に野菜をフードプロセッサーで細かくして混ぜる、餃子やハンバーグに入れて見えなくしてしまうなど……お母さんのアイデアで、ちょっと手間を加えてみれば意外と食べるかもしれません。

ワンポイントアドバイスとして、野菜を摂取する際にはできるだけカラフルにそろえるようにしましょう。「特にこの野菜だけがいい」ということはありません。それぞれの栄養は、関わりあって身体をつくっていくのです。

【CHECK 3】スキンケアルール

朝:洗顔、化粧水、美容液、乳液

夜:クレンジング、洗顔、化粧水、美容液、乳液、アイクリーム

<マイルール>

K・Kさん(40代)/会社経営

若い頃から乾燥肌が気になっているので、化粧水や美容液、乳液をいつも多めにつけるようにしています。

\萩池先生 CHECK!/

「肌表面だけのケアでは、細胞の保水力はあがりません」

K・Kさんは乾燥に悩まれているとのこと。

年を重ねると細胞自体が老化し保水力がなくなってしまいます。ですから、いかに細胞の老化を食い止め、保水力を持った細胞にするかが大切になります。ここに関しても、食事や運動習慣など生活習慣の改善が鍵になります。

なかなか野菜が摂れないのなら、サプリメントの導入も考えてみてはいかがでしょうか。なにを選べばいいかわからない場合は、まずはマルチビタミンから摂ってみることをおすすめします。日頃の食事ログをつけてみると、次第に自分に不足しがちな栄養素の傾向もわかってくるはずです。また、美容皮膚科医に相談すると、悩みにあわせたサプリをセレクトしてくれるでしょう。

総合評価

萩池洋子
総合評価:C(※)
「今後の伸びしろに期待!」

残念ながら、本来なら現状での評価はE。とはいえ、運動をしていないことや野菜を摂取できていないことに対して、反省できている点が素晴らしいと思います。 自分の悪いところがわかっているので、その後の伸びしろは大きいのではないでしょうか。そういった将来性に期待してC判断とします。

身体の中が変われば、肌も変わっていきます。もちろん、体内から変えていくことは地道で、すぐに効果が得られるわけではありません。ひとつ飲んで明日すぐに肌が変わる魔法の薬はないのです。これまでお伝えしてきたように、毎日の食生活、運動習慣、それらすべてが美肌をつくります。食事は最低3ヶ月、サプリも最低3ヶ月。大体6ヶ月は続けてほしいと思います。今日の努力が、10年後の肌をつくるのです。美肌づくりも健康増進も、安易な道のりではありません。先は長いですが、今回お伝えした内容をぜひ試してみてくださいね。

※評価はA〜Eの5段階評価

萩池洋子

萩池洋子

Dr.Yoko Beauty Terrace Clinic 院長。美容皮膚科医。頭頸部外科・耳鼻咽喉科専門医。東京女子医大卒後、国内の三つの国立大学病院で研究勤務を主軸として、その後LAへ留学。UCLAにて研究室で再生医療を研究、米国製薬会社エマウスメディカル勤務。ナショナルレーザー研究所集中コース卒後帰国。青山に米国の視点からのクリニックを開院し、2018年より銀座に移転。 内外面からつくる本当の美を、ホルモンや食習慣からも治療するホリスティック医療を展開している。更年期と加齢のヘルスケア学会・日本サプリメント学会の幹事を兼任。